信州大学農学部 ゆりの木の下で
2015年10月25日
うさうさのプチファーム at 17:28 | Comments(0) | お勉強
南箕輪村の信州大学農学部ゆりの木の並木。
きれいな黄色に色づいていました。
この並木の脇にある資料館「ゆりの木」に行ってきました。
ここで、信州大学地域プロフェッショナル・ゼミの講義「農業による自然環境の保全と利用」を受講しました。
講師は、山本 勝利氏(国立研究開発法人農業環境技術研究所 農業環境インべトリーセンター長)
里山の変化と、それに伴う生物多様性の危機、里山再生のヒントをざっくり勉強しました。
意外だったのは、かつて里山は草山だったということ。
牛馬を飼うのが当たり前だった時代、草山は牛馬の餌や、肥料の供給源、山菜・キノコ、カヤ・竹などの採集地として広い面積を占めていたそうです。
写真やデータを駆使した里山の変化の説明は説得力がありました。
そして、変化に伴い生物多様性が失われていく現実は哀しく感じられました。
生物多様性を取り戻すための決定打は、まだ見つからないようですが、ヒントはあります。
あきらめず、地道にやっていくしかありません。